14日、満月の前日。月が透明でとてもきれいだった。
月を見上げながら、古事記のことを思い出した。

古事記の上つ巻で、伊耶那岐命(イザナギノミコト)は、
黄泉(よみ)の国から逃げ帰ったあと、身の穢れを清
めるために、川で禊(みそぎ)をする。
その時、左の目をあらったときに天照大御神(アマテ
ラスオオミカミ)、右目をあらったときに月読の命(ツキ
ヨミノミコト)、鼻をあらったときに須佐之男命(スサノオ
ノミコト)が生まれた。天照大御神は高天原(たかあま
はら―天上界)を、月読の命は夜の食(お)す国(夜の
世界)を、須佐之男命は海原(海)を支配するように命
じられる。
結局須佐之男命は泣いてばかりいたために伊耶那岐
命の怒りをかい、海原を追放されてしまう。
天照大御神は太陽神、月読の命は(月を読むので、こ
よみと関係するのでしょう)夜の世界の神、この二つの
神が両目から生まれて、なぜ須佐之男命だけが鼻から
生まれたのだろうか?などと考えていた。
その夜、週に1回は必ず行くことに決めている、BAN先
生のヨガに行った。
BAN先生は女性に大人気のインストラクター。やわらか
くてしなやかで面白い。目が鹿のようにやさしく一生懸命
教えてくださる。
いつもヨガのあと「やっぱりBAN先生のヨガが一番!」と
思うくらい身体がスッキリする。(私はとても身体がかた
いのだけれど、それなりに少しずつやわらかくなっていま
す)
ヨガが始まる前、BAN先生が「はたヨガの〝は〟は太陽、
〝た〟は月。〝はた〟で世界のすべて」とお話された。
あ、そうか!だからそこに呼吸(鼻から生まれた須佐之男
命)が加わると、世界にいのちが〝生きる〟ということにな
るんだ!
須佐之男命はその後も、姉の天照大御神に戦いをいどみ、
天上界を荒らしまわって、天照大御神は悲しみのあまり岩
屋戸に隠れてしまう。
有名な「岩戸開き」の段。
須佐之男命は、泣き虫で、荒っぽくて、すぐいい気になるし
、乱暴で、ひたむきで、やりすぎで、追放されてはよれよれ
になって、でもとても情熱的。
いいとか悪いとかを超えて、自分の思うままに生きてみる姿
は、大変魅力的だ。
須佐之男命は、その後八俣(やまた)のおろちを退治して、
人々を救うまでに成長する。
左目から生まれた天照大御神、右目から生まれた月読の命、
鼻から生まれた須佐之男命。
太陽・月・呼吸―ここに声と言葉・声と言葉を聞く耳が加わると、
「ひと」が生まれてくる。
チャクラ(体にある7つのエネルギーセンター)のなかで、ようや
く喉から下の、ひとの肉体が誕生する。
月を見ながら、こんなことを考えた。
古事記はやっぱり、My Favorite Story!

美内すずえさん「アマテラス」4巻しか出ていない
古事記がわかりやすく、スピリチュアルに描かれている
7月17日 須藤美智子







