窓をあけて
胸いっぱいに吸いこむ海
ひろがる
ひろがる
青い花がゆらり
ひらいていくように
心のなかにゆれる海
息を吸って
息を吐く
苦しくないように
羊水にいたときのように
海を吸いこむ
空を吸いこむ
地球を吸いこむ
青 あお 青
心のなかに流れこむ
青い潮
ゆっくり ゆっくり
渦を描きながら
私のまんなかへ
私のまんなかへ
海は何も語らずそこにあり
静かに寄せては返す
吸う息と
吐く息と
寄せる波と
返す波と
青くゆれて
溶けだしていく私のなかに
新しい渦潮がある
みたこともない青さで
白い波をたたえて
螺旋を描く
まぶしい渦

海の声を聞く
私の声
あなたの声
海から海へ
青から青へ
いつしか行き来して
来歴も声も
ひとつの海になる
あなたの青
わたしの青
海は何も語らず私のなかにあり
静かにあなたのなかにも在る
海はいつも私のなかにある。
生まれ育った若狭の海、潮の香。
海ーと聞くといつしかたたたずんでいる風景。
私の原点。
20110519 ときのポエム
#ポエム #海 #poem





